沖縄名物のうちのひとつ、「じーまみ豆腐」。見た目は、普段よく食べている一般的な絹ごし豆腐に似ているのですが、食べてみると絹ごし豆腐とは全く異なります。
弾力があってモチモチ、香ばしいピーナッツが香るじーまみ豆腐。
沖縄のスーパーやコンビニ、居酒屋さんなどでじーまみ豆腐は食べることができます。
「じーまみ」とは、琉球語で落花生=ピーナッツを意味しているのですが、その名の通りピーナッツの搾り汁が含まれています。
子供から大人まで、大人気のじーまみ豆腐ですが、ただおいしいだけではないんです。
老若男女問わずうれしい栄養素が豊富に含まれています。
今回は、血管を強くし死亡率を下げるじーまみ豆腐のスゴイ3つの健康パワーをご紹介します。きっと、じーまみ豆腐が人気の理由がわかるはず!
血管を強くし死亡率を下げるじーまみ豆腐のスゴイ健康パワー
1.ビタミンE / 血行を良くして冷え性まで予防!?
じーまみ豆腐の中のピーナッツには、ビタミンEが豊富に含まれています。
主な効能は、抗酸化作用・シミ予防・シワ予防・老化防止・美肌効果などですが、血行を良くする効果もありますので、冷え性や血行不良による肩こりで悩んでいる方にもおすすめです。
ビタミンEは、血中の赤血球を増やし、細胞・血管を丈夫にしてくれます。
特に女性には嬉しい効能がたくさんありますが、上記以外にも驚くべき効能があります。
それは「脳の活性化」。脳卒中などの予防には、ピーナッツに含まれているビタミンEが良いのです。他にも、心筋梗塞やがん予防にも良いとされています。
2.ビタミンB / 肝臓に優しくて、お酒のおつまみにピッタリ!
ビタミンBには、肝臓に優しい効能がたくさん。
まずは、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解する効果。それによって肝臓の負担を軽減させ、二日酔いを予防します。
アルコール中の糖分の代謝を助け、利尿効果もあるので有害なアンモニアを排出し、消化不良や悪酔いを防ぎます。
お酒のおつまみにするにもぴったりの食材です!
ビタミンBが不足すると、食欲がなくなったり疲れやすくなったりします。ビタミンBを摂取することで、皮膚(肌)に潤いを与え、代謝を助ける働きをしてくれますので、活き活きとします。
ただし、お酒の飲み過ぎや過剰摂取は危険です。
アルコールや、じーまみ豆腐に含まれている成分(ビタミンB)は過剰摂取しすぎると、体内でうまく消化できずに肝臓に溜まってしまいます。その結果、腹痛を引き起こしたりしますので、ほどほどにおいしく摂取してください。
3.オレイン酸とリノール酸/「善玉」はそのままで、「悪玉」コレストロールだけ減らす!?
オレイン酸とリノール酸は、血糖値が急激に上がるのを防ぎ、安定した値を維持してくれる効果があり、生活習慣病の予防に良いとされています。
血中の中性脂肪や悪玉コレストロール(LDL)を減らし、動脈硬化を予防する効果の他に、高血圧予防・新陳代謝向上効果・血管を強くする働きをします。
悪玉コレストロールが増加すると、血管の壁に付着し、動脈硬化のリスクが高まりますので、それを予防してくれるというわけです。
ちなみに「悪玉」コレストロールは減らすのですが、「善玉」コレストロールは減らさないので、身体にもうれしい限りです。
オレイン酸は、人間の皮脂にも含まれている成分で、皮膚を柔らかくする効果もあるので美肌効果が期待できますね。
血管を強くし死亡率を下げるじーまみ豆腐のスゴイ健康パワー3つでしたが、いかがでしたか?
他にも、じーまみ豆腐には紹介しきれないほどの栄養素が含まれています。食物繊維やカルシウム、マグネシウム、ナイアシン、植物性タンパク質、脳神経に良いとされるリノレン酸など。
沖縄の方たちは、こんなにもすごい健康パワー食材を日々食しているから、いつまでも若々しくて元気で、長寿なんでしょうね。噛むちからは必要とせず喉ごしも良いので、小さなお子さまからお年寄りの方まで幅広く好まれます。
じーまみ豆腐は通販などでも手に入れることができます。食べ方は色々ありますが、じーまみ豆腐を買うと大体付属のタレが付いているのでとても便利です。タレの代わりに、黒蜜やきなこをかけて食べても、上品な和菓子のようになっておいしいですよ。
まとめ
血管を強くし死亡率を下げるじーまみ豆腐のスゴイ3つの健康パワー
1.ビタミンE / 血行を良くして冷え性まで予防!?
2.ビタミンB / 肝臓に優しくて、お酒のおつまみにピッタリ!
3.オレイン酸とリノール酸/「善玉」はそのままで、「悪玉」コレストロールだけ減らす!?