沖縄旅行の鉄板行き先のひとつが首里城。空港から車で約20分、ゆいレールの終着駅の近くにあります。那覇市でもっとも高い場所にあり、那覇の港町を見下ろしていたといわれています。
そんな高い場所にあるにも関わらず、実はサンゴ礁の死骸からなる地層の上にあるんです。もともとはサンゴ礁だった場所が、大陸プレートの移動によって押し上げられたのだとか。サンゴ礁の島、沖縄らしいですよね。
今では世界遺産に指定されて、世界的にも注目度の高い首里城のゴールデンウィーク期間限定イベントをご紹介します。何度か首里城を訪れたことがある方でも、あらたな沖縄の魅力を発見できるかもしれませんよ。
実はサンゴ礁の上に建っている世界遺産。首里城のGWに開催する無料イベント
実は沖縄には世界遺産がなんと9つもあるの知ってましたか?
・座喜味城址(ざきみじょうあと)
・勝連城址(かつれんじょうあと)
・中城城址(なかぐすくじょうあと)
・首里城址(しゅりじょうあと)
・園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
・玉陵(たまうどぅん)
・識名園(しきなえん)
・斎場御嶽(せいふぁーうたき)
その中のひとつでもある首里城は、1,879年までの約450年間にわたって琉球王国の政治・文化・外交の中枢として繁栄を極めていました。実は創建時記や誰が城をつくったのかなど不明な点が多い神秘の城でもあるのです。
かつての沖縄では、北山、中山、南山の3つの勢力がしのぎを削っていた時期があり、「三山時代」とよばれています。
その時期は、中山の王である察度が首里城を支配していて、その時は単なる支城のひとつでしかなかったといわれています。
その後、尚巴志王によって琉球が統一され、首里城を王城としたとされています。
支城(しじょう)とは、本城を守るように配置された補助的役割を持つ出城・砦・陣屋などのことを指す。 枝城(えだじろ)などとも呼ばれた。 戦国時代には、本城・支城間に支城網(しじょうもう)と呼ばれる多彩な連絡網が形成されるようになった。
実は、黒船を従えて浦賀に来たあのペリー提督も首里城にたちよっているんです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/支城
当時の琉球王国は、那覇港を拠点とした海外との貿易が盛んだったため、港の周辺にいくつかの支城がありました。
三重城(みえぐすく)
現在はアーチ橋の石組みの一部のみ残存しています。
屋良座森城(やらざもりぐすく)
那覇軍港建設の際に消失
御物城(おものぐすく)
当時の交易品の一時保管庫。現在は那覇軍港の中にあります。(ブラタモリでも紹介されていましたね)
硫黄城(いおうぐすく)
輸出用の硫黄の保管庫。現存しない
さてさて、そんな歴史たっぷりの首里城でゴールデンウィーク期間中にこんなイベントがあるんです。
正殿の絵に思いつくまま色を塗って、本物と比べて楽しむ!
参加料:無料
期間:5/2(土)~5/6(水)
時間:10:00~16:002.ミニ旗頭作り体験
ミニ旗頭キットをもとに、自分で小さな旗頭を作る!
参加料:500円
期間:5/2(土)・5/3(日)3.漆喰龍柱・ドラゴン・シーサー絵付け体験
首里城のシンボル「龍柱」と「シーサー」に自由に色づけ!
参加料:500円(小さい龍は300円)
期間:5/2(土)~5/5(火)http://seesaashokunin.ti-da.net/d2014-08_2.html4.玉冠(皮弁冠)&お面作り体験
皮弁冠(ひぺんかん)とは、琉球国王の冠(かんむり)のことで、方言で「タマンチャーブイ」とも呼ばれます。楽しく色を塗りまくろう!
参加料:無料
期間:5/2(土)・5/3(日)
イベントに関する問い合わせ先
首里城公園管理センター
TEL:098-886-2020
今年のゴールデンウィークは、お子様との楽しい思い出と歴史のお勉強を首里城でしてみてはいかがですか?
ゴールデンウィーク期間中は、沖縄に観光で来る人がものすごく多く、沖縄県民も子供連れで様々なイベント会場に出かけます。首里城などの観光地では、渋滞がものすごいです。空港からレンタカーで移動したら、車の混み具合にびっくりするかもしれません。移動時間は長めに計算して、早め早めの行動をおすすめします。
那覇空港からゆいレールで移動し、徒歩で首里城へ向かうのも意外とオススメです。首里城周辺にも金城町の石畳や、泡盛の蔵元などがあります。観光ガイドに載ってない、裏道でこそ本当の沖縄の景色を見ることが出来るかもしれませんよ。
まとめ
実はサンゴ礁の上に建っている世界遺産。首里城のGWに開催する無料イベント
1.正殿ぬり絵体験
2.ミニ旗頭作り体験
3.漆喰龍柱・ドラゴン・シーサー絵付け体験
4.玉冠(皮弁冠)&お面作り体験