最近もの忘れがひどくなってきた。ちょっと頑張っただけですぐ疲れるようになってきた。若いころの元気がない。そんな方にはぜひ食べてほしい沖縄食材があります。
クーガ芋って聞いたことないですか?沖縄県本島の北部などで取れるヤマノイモの一種で、トゲドコロとも呼ばれています。
このクーガ芋に含まれる若返りホルモンに似た成分がすごくて、アンチエイジングや滋養強壮、アルツハイマー病の予防までしてくれるんです。一体どういう成分なのか?
今回は、脳が若返りアンチエイジング効果がすごいクーガ芋の5つの特徴についてご紹介します。
ジオスゲニンで脳が若返り活力がみなぎる!沖縄の山芋クーガ芋の5つの特徴
1.クーガ芋ってどんな芋?
“出典:http://www.okinawajoho.jp/shokuhin/vegetable_kugaimo.html”
サツマイモが西暦1600年ごろに東アジアにやってきたとされていますが、そのさらに1000~1500年も前から沖縄や中国では食べられてきました。東南アジア原産のヤマノイモ科ヤマノイモ属のヤムイモで、和名は「はり芋」や「トゲドコロ」。沖縄ではあまり見られない希少な自然薯です。
トゲが多く、根がとても細かくびっしり生えているため、掘り出す時に手間がかかったり手入れも難しいことから、沖縄県でも取り組んでいる農家が非常に少なく、年間数トン程度しか収穫されません。
“クーガ”の由来は、形状が鳥の卵に似ていて、沖縄ではそれを“クーガ”と呼ぶところからきています。
寒さに弱く、日本では沖縄が栽培の北限とされています。4~5月に植えて12~1月に収穫。通常の山芋のようにすりおろすと、強い粘りがあります。
2.若返りホルモンDHEAそっくりのジオスゲニンがずば抜けて多い
DHEAは副腎から分泌されるホルモンの一種で、「デヒドロエピアンドロステロン」の略です。
※DHAとは全くの別物です。
男性ホルモン(テストステロン)、女性ホルモン(エストラジオール)を作り出す性ホルモンの前駆体で「マザーホルモン(ホルモンの母)」の別名があります。
ホルモンの調整や改善効果があり、医薬成分としても使われるDHEA。25歳くらいから減りはじめ、40代では約半分にまで減少してしまいます。
40代といえば、女性の多くが更年期の悩みが出始める時期ですよね。これはDHEAが減少し女性ホルモンの分泌量が足りなくなってしまったために、様々な体の不調を引き起こしている状態です。
ジオスゲニンはDHEAと同じような働きをすることで、ホルモン量を適切にコントロールしてバランスを整えます。ジオスゲニンが性ホルモンの減少を補ってくれることで、女性らしさや男性らしさの維持、アンチエイジング効果、滋養強壮にも効くわけですね。
特筆すべきはクーガ芋に含まれるジオスゲニンの量。通常の山芋の200倍入っています!これは、日本で栽培される山芋80種類の中でもずば抜けて高い数値です。
ジオスゲニンの嬉しい効果
女性
バストアップ効果
不妊改善
老化防止
更年期障害緩和
男性
性欲・性衝動の向上
勃起不全改善
精子の運動率向上
筋トレ効果の向上
3.トップアスリートも好んで食べるほどパワーの源になる
2008年北京オリンピックの陸上男子100メートルで金メダルをとったジャマイカのウサイン・ボルトは、パワーの源は子供の頃から食べていた山芋だと語っています。
ジオスゲニンには加齢による筋肉の減少をおさえ、脂肪を減らす作用もあります。そのため、筋トレなどの運動効果を高めることができると考えられています。
4.疲労回復や風邪の予防にも効果あり
クーガ芋のとろとろのもとのムチンには、胃の粘膜を保護してまもる働きの他に、タンパク質をからだに吸収されやすいように分解してくれる働きもあります。
そのため効率よくタンパク質が消化・吸収されることで、疲労回復効果が高まります。抗ウイルス作用でも優れていて、風邪やインフルエンザウイルスなどの侵入を防ぎます。
ジオスゲニンはステロイド骨格を持つ成分なので、性ホルモンだけではなく様々なホルモンの産生を助けてくれます。免疫ホルモンが少ない場合はその産生を助け、病気の発生をおさえるT細胞、B細胞を活性化させます。
5.アルツハイマー型認知症の予防・改善効果で注目度アップ
もの忘れなどの記憶障害がゆっくり進行していくため、本人や周りが発症に気づくのが遅くなることの多いアルツハイマー型認知症。
原因のひとつとして考えられているのが、アミロイドβというタンパク質。脳神経細胞の老廃物で、脳内に沈着すると神経伝達の働きを担うシナプスに障害が起きるとされています。老人斑とも呼ばれます。
ただしアルツハイマー型認知症はなぜ発生するのか未だ解明されておらず、一度発症すると元の状態に戻すことは出来ません。効果があるのは、定期的な運動習慣と食生活の見直しだと言われています。
アルツハイマー型認知症の予防に効果を期待できる成分は以下のとおりです。
ビタミンB6・12 ・・・ 脳細胞の萎縮を緩和する
n-3脂肪酸 ・・・・ 青魚などに多く含まれる脂肪酸
亜鉛 ・・・・ 不足すると記憶障害が起こりやすくなる
レスベラトロール・・・・ 記憶を司る海馬をサポートする
ジオスゲニン ・・・・ アミロイドβを減らし神経伝達機能を回復
ジオスゲニンはアルツハイマー型認知症を引き起こすアミロイドβの脳内での蓄積をおさえ、神経伝達回路シナプスを正常化するはたらきがあることが、富山大学をはじめとした各機関の研究によって分かってきました。
日頃の食生活でジオスゲニンを含む食材を食べることが重要になってくるわけです。その含有量が他の山芋の200倍あるクーガ芋は、まさにうってつけの食材といえますね。
さて、今回は脳が若返り性力増強できて不妊改善に効果!沖縄の山芋クーガ芋の5つの特徴をご紹介しました。これだけの健康に良い成分がはいっている食材なら、毎日でも食べておきたいところですよね。
ただし、イモ類は炭水化物が主要成分なので、食べ過ぎるとカロリー過多になってしまうことも。人によってはアレルギーを引き起こす場合もありますよね。
現実的にクーガ芋を取り寄せて毎日食べることもできないと思います。沖縄に住んでいれば別かもしれませんが。サプリメントなどで効率よくジオスゲニンを摂取するのも一つの方法かもしれませんね。
まとめ
ジオスゲニンで脳が若返り活力がみなぎる!沖縄の山芋クーガ芋の5つの特徴
1.クーガ芋ってどんな芋?
2.若返りホルモンDHEAそっくりのジオスゲニンがずば抜けて多い
3.トップアスリートも好んで食べるほどパワーの源になる
4.疲労回復や風邪の予防にも効果あり
5.アルツハイマー型認知症の予防・改善効果で注目度アップ