ビギナー必見。三線を初めて買うときにチェックすべき5つのポイント


沖縄を旅していると、必ずどこかで耳にする三線の音色。エイサー練習なのか、それとも島酒を飲み交わしているのか、三線は沖縄の人々の暮らしに溶け込んでおり、その独特な音色は南国特有の空気感ともぴったりと寄り添っている感じがします。そんな三線に魅了される人も多いことでしょう。

沖縄旅行から帰った後、現実に引き戻されながらも、本土にある沖縄民謡居酒屋に通ったり、三線のCDを聞いてみたり、沖縄の懐かしい空気感を求め続け、いよいよ三線を買おうと決心する人も多いかもしれません。今回はそんな人に役に立つよう、三線を初めて買うときにチェックする5つのポイントを紹介します。



ビギナー必見。三線を初めて買うときにチェックすべき5つのポイント

 

ポイント1 自分の目で見て、話しを聞いて、メンテナンスができる店を選ぼう!

大量の三線
沖縄の地元の人が三線を買うときは、たいてい自分の師匠から三線店を紹介してもらうのですが、そんな伝手がない人は、ついついおみやげ店や観光客相手の三線店、ネットショッピングで買ってしまいがちです。手頃な値段の輸入棹の三線から、八重山黒木の上等な三線まで手に入りますが、少し高めの値段設定だったり、残念ながら粗悪品や産地を偽られたりすることがないとはいえません。

三線は、皮の張りかえや棹の塗りかえだけでなく、唄口の交換、カラクイの削りなおしなどのメンテナンスが必要な楽器ですので、実際に店に足を運んで色々な話しを聞き、信頼できる店や職人を見つけて長く付き合えることが理想です。また、三線の棹の色味や木の模様、太さが一本一本違うので、自分の好みの色や模様、自分の手にしっくりくる三線を選ぶためにも、三線店をまわってみてはいかがですか。

 

ポイント2 三線の価値は棹で決まる!棹の木材をチェックしよう!

三線の棹(そー)
三線の棹(さお/ソー)を作る木材には種類があり、一般的に黒檀と呼ばれるクルチ(黒木)は、木目が詰まっていて、音色が良いとされています。

クルチには、八重山産のリュウキュウクルチ、沖縄本島産のリュウキュウクルチ、フィリピンなどから輸入している真っ黒のカミゲン、マーブル模様のカマゴン、黒と茶の縞模様が特徴的なシマコク等があります。

このうち、八重山クルチは保護のために伐採禁止となり希少価値が高いですが、品質的にはカミゲンとそんなに差はありません。クルチ以外にも、紫檀、ユシギ、樫、カリン等が使われることもあります。最近では、外国で三線の棹の形に加工された輸入品が安く出回っていますが、国産よりも品質が落ちます。

また、同じ種類の木材を使った棹でも、木のどの部分を使って作られているのか、乾燥させたときの木材の状態、作る職人によっては工芸品の価値が付くので、値段はそれぞれ違います。財布と相談しながら、自分の好みの棹を選ぶといいでしょう。

 

ポイント3 棹の形と塗りはあまり気にせず、好みのものを選んでよし!


三線の木材は20年~50年もの間、自然乾燥したのち、職人によって手作業で削られて、三線へと生まれ変わります。棹の形は伝統的な7つに分かれていますが、自分の好みのものを選べばいいかもしれません。特にこだわりがないなら、一般的に綺麗で飽きがこないとされている真壁型(マカビ型)がオススメです。ただ、琉球古典音楽をやっている人は与那城型(ユナグシク型)、通称ユナー型を好む人が多いようです。

また、棹の塗りに使う漆は、本漆と人工漆があります。本漆は3ヶ月もの時間と手間がかかるので、出回っている三線のほとんどが人工漆でしょう。人工漆は本漆よりも耐久性が強いので人工漆で問題ないと思います。

色味は黒塗りとスンチー塗りの2種類があり、琉球古典音楽の世界では、三線は黒がいいとされ、黒塗りをする人が多いようです。スンチー塗りはオレンジ色や黄色の色味がある透明の塗りなので、木目がきれいに見えます。特に、縞模様やマーブル模様があるクルチは、模様を生かすために、スンチー塗りにすることが多いようです。



 

ポイント4 本張りなら、ウロコを見比べてみよう!

三線の胴の部分は、店ごとに木の組み方が違っており、個性がでる部分だといわれています。中には音の響きが良くなるように、胴の内側が凸凹に削られたものもあります。この胴には色々な木材が使われていますが、一般的には湿気に強いチャーギ(イヌマキ)が良いといわれています。

三線の価値は棹で決まりますが、三線の音色は、胴に張る皮とその張り方でほぼ決まります。値段をおさえて見た目を重視する人は強化張り(本皮と布の二重張り)を選ぶことが多いのですが、低いランクの皮を使うのでウロコの目が小さく、皮が二重になることで音は期待できません。

人工皮は湿気に強く手入れが簡単なので初心者の人にはオススメですが、音色を気にするのなら本張り(本皮一枚張)が良いでしょう。蛇の尻尾の部分に近いほど上質な皮といわれていて、皮のウロコの目が大きくひし形をしています。上質な厚い皮を強く張ることで、力強く伸びる音が出るようになります。皮の模様や色艶の好みもありますが、音には影響はありませんので、ウロコを基準に見比べてみるとよいでしょう。

 

ポイント5 三線とあわせて、そろえておきたいものはコレ!

初めて三線を買うなら、ウマ、バチ、ケースは合わせて買いましょう。

三線の弦を支えるウマは、丈夫さで選ぶならプラスチック製、音の響きを重視するなら竹製がオススメです。割れたり無くしたりするので、予備もあわせて最低2つは持っておきましょう。三線の弦を弾くバチ(ツメ)は、プラスチック製より牛の角製がオススメです。自分の指にあった、弾きやすい大きさを選びましょう。

また、三線を持ち運びする機会が多いなら布袋ではなく、落としても守ってくれるしっかりとした枠があるケースがオススメです。とはいえ、三線は基本的に乾燥させておくことが大切なので、家ではケースに入れっぱなしではなく、空気に触れるように保管した方がいいです。紐で壁にかけてもいいのですが、コンパクトサイズの三線立てや、譜面たてになる三線立てもあり、とても便利です。

これ以外にも、音感に自信がない人は、音を合わせるための調子笛やチューナーを準備したほうがよさそうです。

 

さて、今回は三線を買うときにチェックすべきポイントを5つ紹介しました。家で趣味程度に楽しむのなら、1~2万円程度の三線でも十分かもしれませんが、三線教室に通うつもりなら、やがて買い換えることになるので、最初からある程度の良い三線を買ったほうがいいでしょう。どちらにしても、販売のみの店よりはメンテナンスができる三線店をオススメします。

どんなにいい棹いい皮を使っていても、ぶーあてぃ(部当て、棹と胴を取り付ける作業)がきちんとできないと、弾きにくかったり、音が歪んだり、本来の素材が生かされない三線になってしまいます。そういう調整がきちんとできる三線店を選びましょう。あなたと相性がぴったりの三線に出会えるといいですね。

まとめ

ビギナー必見。三線を初めて買うときにチェックすべき5つのポイント

ポイント1 自分の目で見て、話しを聞いて、メンテナンスができる店を選ぼう!
ポイント2 三線の価値は棹で決まる!棹の木材をチェックしよう!
ポイント3 棹の形と塗りはあまり気にせず、好みのものを選んでよし!
ポイント4 本張りなら、ウロコを見比べてみよう!
ポイント5 三線とあわせて、そろえておきたいものはコレ!




 

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